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 Chapter  12


1871年  1月


 ローズが話す間、子爵は一言も口を挟まず、じっとその言葉に耳を傾けていた。彼の感情は、時折彼女の肩にかかった手に力が込められた他は、ほとんど窺い知れなかった。
 舞踏会後の一部始終を語り終えると、ローズは悲しそうに目をあげて付け加えた。

「本当に子爵夫人がおっしゃる通りでしたわ……。わたしには一言も反論できませんでした。そして自分でも、あなたの前から黙って姿を消すのが一番いい、という結論に至りましたの。それで、ウィルソン夫人のお手紙をいただいて、仕方なく当面そこにお世話になりました。もちろん一日も早く新しい仕事を見つけて、自活したかったのですが」
 彼の喉から苦しげなうめきが漏れた。我慢も限界に達したように、肩にかかった彼の手に痛いほど力が加わり、次の瞬間、ローズは固く抱き寄せられていた。

「そう、わたしはあの時、屋敷にいなかった」

 子爵は彼女を抱きしめたまま、疲れ切ったようなしわがれた声で言葉をついだ。
「あの晩、アンナが舞踏会に来たのはまったく計算外だった。アンナはダンバード侯爵からの言伝てを持ってきていたんだ。無下にはできなかった。だが、おかげで親族に紹介し、矢面に立たせたばかりの君を、一人きりで残してしまう結果になってしまった。君がホールからいなくなったことに気付いた時、どんなに君のことが心配だったか、君のそばに行きたかったか、君には到底わかってもらえないだろう。今更だな……。その上なお悪いことに、あの後アンナを送って、侯爵邸まで行かなければならなかった。僅かな時間、君の顔を見に行くことすらできずにね。しかも侯爵からやっかいな話を持ち出され、すぐに屋敷に戻ることもできなかった……」
 彼はふーっと長い息を吐き出した。
「ようやく戻った時には、君はもう出ていった後だった。夜更けに帰ってきたわたしに、マギーが泣きながら、君が出ていったと言いに来た。その時わたしが受けた衝撃は、言い表す言葉がないくらいだ。文字どおり狂ったようになって、君の部屋に飛んでいったよ。だが部屋はもうもぬけの殻、君は本当に行ってしまった後だった……。執事に何があったか問いただすと、叔母のメイドが君を、祖母の部屋に連れて行き、その後馬車を準備するよう命じられたと言う。それでだいたい察しはついた。翌日早々に叔母の屋敷に出向いて、叔母の首を絞めんばかりに問い詰めたんだが……」

 ジェイムズはローズの顔をあげさせ、瞳の中を覗き込んだ。底知れぬ夜の海のような暗く陰鬱な彼の眼差しの中に、その時以来彼が味わってきた絶望感と言い知れない苦痛とが映し出されているのが見えた。ローズははっと息を呑んだ。
「結局、叔母は頑として、君の行き先を教えなかった。君からきっと連絡があるに違いないと信じて、その後もずっと待っていたんだ。君がわたしから去ってしまったとは、どうしても考えられなくて、いや、考えたくなかったと言うべきだな。だが、しばらく経っても一向に連絡もない。腕利きと評判の探偵と弁護士を何人か雇って、君の行方を探させたが、足取りも掴めなかった。毎日君のことが心配で何も手につかず、気が変になりそうだったよ。まるで地獄の火でじりじりと焼かれているようだった……。そうしているうちに段々と、君が本当にわたしの前から消えてしまったのだと、わたしは捨てられたのだと、思う気持が強くなっていった」
 彼の長い指が、そっとローズの金髪を少し巻き取り、そのまま口元へ持っていく。もう一度深いため息をついて言葉を続けた。
「そしてあの馬車での一件だ。あれはまったくとどめの一撃だったよ。ようやく君を見つけたのに、君は目の前で、後も見ずに逃げ出してしまったんだからね。必死に君の名を呼んで追いかけたが、結局見失ってしまった。あの夜はどうしても眠れなくて、わたしは酔いつぶれるまで酒を飲んだ。そしてもうふっきろうと思ったんだ。あの後は、君を忘れようとしていろいろやってもみた。空しく時間を浪費してね。だけど……だめだった。全然だめだったんだ。だから君を憎もうとさえしたよ。それでもまだ探し続けている自分にも、愛想が尽きる思いだったな」
 彼は自嘲するように天井を見あげ、かすかな笑い声をあげた。


 ローズは今更ながらに、彼の深い思いに驚き、胸がつかれる思いだった。この一年間、苦しんできたのは自分だけではなかった。いや、むしろ彼の方がずっと、苦しんでいたのかもしれない。
 彼の疲れきった顔に浮かぶ苦悩の色を目の当たりにし、目頭が熱くなってくるのを感じた。

「わたしなんかのために、どうしてそこまで? わたし、あなたはとうにレディ・アンナとご結婚なさったものと思っていたわ。だから、あなたを忘れようとして必死で、毎日毎日自分に言い聞かせて……」
「しっ、黙って……。もういいんだ」

 ジェイムズはローズの唇に、そっと指先を当てた。二人はしばらくそのまま、お互いのぬくもりを味わうように抱き合いながら寄り添っていた。
 やがて彼女をそっと押し戻すと、ジェイムズは上着のポケットから、ビロードの小さな袋を取り出した。

「君に渡したかった物があるんだ。本当は、あのパーティの夜、すべてが終わって君と二人きりになった時に、贈ろうと思っていた」
 中から、深い緑の輝きを放つ、エメラルドのついた金の指輪を出すと、呆然と見ているローズの左手を取って、細い薬指にそれをはめてしまった。その手に優しく口づけ、彼は微笑んだ。
「これは代々のレディ・サーフォークが、身につけていた指輪だ。母が亡くなった後は、わたしが持っていた。花嫁となる人に贈るためにね」
 ローズは薬指にはまった緑に煌く宝石を見て、息が止まるような気がした。顔をあげ何か言おうとするが、言葉が出てこない。代わりに涙が雨の雫のように、後から後から頬を伝い落ち始めた。

 見つめるジェイムズの目に、暗い炎が閃いた。ゆっくりと彼女を求めて彼の顔が降りてくる。唇が重なり、彼女の唇を割って入り込んできた彼の舌が、まるで彼女を自分の一部にしたいというかのように、深く熱くローズを絡め取った。彼の今日までの思いの丈すべてを込めたような、長く激しい口づけに酔い、ローズは気が遠くなりそうだった。
 白いうなじから喉元へと唇を這わせながら、ジェイムズの右手が、緑のドレスのボタンをはずし始めた時も、ローズはもう抵抗しなかった。抵抗できないし、したいとも思わなかった。
 お互いにこの時をあまりにも長く待ってきたのだ。今は彼への思いだけが、痛いほど胸に溢れ返っている。
 焼き尽くすような眼差しで見つめられながら、ドレスとペチコートを取り除けられた時、薄い下着だけの姿で、ローズは恥ずかしそうに、ジェイムズを上目づかいに見上げた。
 なめらかな肩から腕へ、そっと滑っていく彼の手が震えているような気がするのは、彼女自身も震えているせいだろうか。
 無言のまま感嘆の吐息を漏らすと、ジェイムズはローズを抱きあげ、大きな天蓋付きの美しいベッドに運んでいった。ローズを降ろすと、自分ももどかしげに、着ている衣服を脱ぎ捨てる。そしてついに彼の手が半ば引き裂くように、彼女の身につけていた最後の薄い下着を取り去った。
 二人はともにベッドに横たわり、仄暗いランプの光の中で見つめ合った。ジェイムズが、再び激しいキスと愛撫で、緊張した彼女の全身を覆い尽くしていく。

「愛してる……。愛しているよ。ああ、なんてきれいなんだ」
 かすれた声が幾度も囁く。彼の唇が喉元から胸のふくらみをゆっくりと愛撫し、さらに下へ下へと降りていく。
 ローズの細い指先が、彼の滑らかな背中をおそるおそる辿り、彼の愛撫が深まるにつれ、時折驚いたように爪を立てる。ついに彼女の最も敏感な部分に彼の指先が達した時、くぐもった驚きの声とともに、ローズの身体が大きく波打った。
 閉じていた茶色の瞳が一瞬大きく見開かれ、ついで情熱に煙るように潤み、色濃く変化していくのを、ジェイムズは深い感動を持って見守っていた。

 ついに彼は、ローズの唇を再び覆いながら、張り詰めた熱い身体を重ね、彼女の中にゆっくりと入り始める。そのあまりの痛みに声をあげ、固く身を強張らせる彼女を、しっかりと抱きとめ、愛の言葉を囁きながら、なだめるように口づけし……。
 情熱の高まりが熱く二人を包み込み、もはや理性も道徳も及ばない遥かな領域まで二人を投げ飛ばしてしまう。彼の動きと唇と手の織り成す歓びに満たされて、ローズも我を忘れて応え始めた。いたわるように優しく動くジェイムズの自制心が、ついに限界に達した時、二人は目も眩むような光の中、忘我の岸辺に投げ出されていった。


 夜半過ぎ、浅い眠りから目を覚ましたローズは、まだ自分の身体に回されたままの引き締まった暖かく男らしい腕の中で、そっと寝返りを打った。
 彼は傍らでぐっすりと眠っていた。無理もない。彼にとってどんなに大変な一日だったろう。
 ジェイムズの寝顔を、ローズは愛情を込めた悲しげな眼でじっと見つめた。そしてその表情にいくつか変化が現れていることに気付く。
 再会した時から、彼の上にいつもあった苦悩と孤独の影が和らぎ、表情が柔らかく穏やかになっていた。

 ローズ自身もさっき初めて愛を交わした後の、心地よい痛みが自分の内に残っていたが、今はそれよりも心の方がはるかに痛んでいた。

 こうなったことは片時も後悔していなかった。自分は彼のものだ。これから先、たとえどうなろうとも、それだけは終生変わらないだろう。
 だが、彼についてサーフォーク家へ戻ることは、やはりできそうもなかった。彼は無理にでも連れて帰ると言った。彼がたとえそうしようとしても、自分は戻るつもりはないのだ。それを彼に理解してもらえるだろうか。
 彼のためにも、自分などいない方がいいことは分かり切っている。自分にレディ・サーフォークなど務まるはずもない。それはあのパーティの時、身に染みて実感したことだ。
 名もない中流階級出の自分が、どうして由緒正しい貴族の家の当主である彼と結婚し、その隣に立つことができるなどという、大それたことを考えたのだろう。あの頃は本当に何も知らなかったからこそ、大胆にも彼のプロポーズを受けることができたのだ。
 ローズは起こしてしまわないように注意しながら、彼の頬に指輪をはめた手の指先をそっと這わせた。
 さっき情熱的に幾度も自分に重ねられた唇。額に乱れてかかる黒髪。浅黒い引き締まった彼の身体。彼のすべてがあまりにも愛しくて心が痛む。
 ああ、いったいどうしたらいいのだろう? 
 彼女は涙をこらえて再び横たわり、彼に背を向けて目を固く閉じた。



 気がつくと、部屋には朝の明るい日差しが満ち溢れていた。
 今何時だろう。そう思った瞬間、ジェイムズははっとして起きあがった。
 昨夜遅く、彼女をこの腕に抱いて眠りについたのだ。隣に彼女が眠った跡があったが、その姿は部屋にはなかった。

 彼は大急ぎで、ていねいに畳んでベッドの傍らに置かれた衣服を身につけると、シャツのボタンをかけるのもそこそこに階段をかけ降り、ローズマリーの名を呼んだ。不安の波が再び彼を捉える。まさかまた……。その時厨房の方から声が聞こえた。
 彼女はそこにいた。珍しく晴れた戸外の日差しを受けて、明るい厨房で、しきりに遠慮してブツブツ言っているサラと一緒に立って、朝食の準備をしていた。
 卵が彼女の手元で、ふっくらとおいしそうなオムレツに変わっていく。
「おはようございます。よくお休みになれまして? お疲れは取れたかしら」
 ローズが子爵を見つけ、笑顔で明るく声をかけた。いつの間に取ってきたのか、彼女はまた元の紺色ハイネックの服を着て、エプロンドレスまでつけていた。指輪ははずしている。
 子爵は意外そうに彼女をしばらく見つめて、返事の代わりに無言で肯いた。
「それでまた何を始めたんだい?」
 しばらくしてから、驚いてしきりに言い訳を口ごもっているサラと、フライパンから卵を上手にすくい取って、皿に載せているローズを見比べながら、子爵はやんわりと問いかけた。
「あまりサラを困らせてはいけないよ。こっちへおいで、ローズマリー」
 ローズを厨房から連れだそうと近づいたが、彼女はそのまま朝食を盛りつけた皿を盆に載せ、テーブルまで運んでいった。

「お腹がお空きでしょう? まもなく十時ですもの」
 彼の食事のテーブルを整えながら、微笑んで振り返った。後から入ってきたジェイムズは、面食らっているようだったが、やがて彼女を捕まえ、キスしようと身をかがめた。ローズも彼に身体を寄せて、自分からその首に腕を回す。やがて子爵は身体を離すと、彼女の顔をつくづくと眺めた。
「ずいぶん晴れ晴れとした顔をしているね。いったいどうしたんだ?」
 からかうようなその口調に、思わず頬を赤らめながら、ローズは給仕を続けた。焼きたてパンとハム、ジャガイモのスープ、そしてオムレツ、絞りたてのミルクが彼の前に並んだ。
「おいしいな。君が作ったのかい?」
 一口食べてみて、笑みを浮かべて尋ねる。
「ええ、昔から料理は得意でしたのよ。他にもいろいろできますわ」
「それは、その……、楽しみだ」
「本当に、そう思います?」 
 困惑ぎみの彼の顔を見て、ローズはくすくす笑いながら、お茶を注いでテーブルに載せた。窓の外に目を向け明るく言う。
「今日はめずらしく良いお天気ですわ。あとでちょっと外へ行くことはできないかしら」
 カップを口に運びながらジェイムズは、驚きを込めてローズを見守っていた。彼女が自分の前でこんなにくつろいで楽しそうにしているのは、初めてではないだろうか。
「別に構わないよ。そんなに風が強くなければね」
「それじゃ、すぐにお昼ご飯をバスケットに詰めましょう!」
「おやおや、真冬にピクニックかい? また風邪を引いたらどうする気だ?」
 子爵は、ポットを取ろうと伸ばしたローズの左手を掴んだ。
「指輪はどうした?」
「ここに。銀の鎖に通して首にかけています」
 服の襟元を抑え、少しはにかんだように微笑む。その答えに安心して、掴んだ手を唇に持って行きながら、期待を込めて彼女の顔を見た。
「ローズマリー、ようやくサーフォーク家に戻る決心がついたんだね?」
 ローズは目を伏せて、しばらく答えなかった。
「お願い。今は、その話はなさらないで」  それだけ言うと「バスケットを取ってきますわ」と、部屋から出ていってしまった。

 彼は更に問い詰めたいのをぐっと抑えた。しばらく様子を見ろ、と自分に言い聞かせる。馬が使えるかどうか馬屋へ見に行き、自分で一頭選んで引き出してきた。
 子爵が乗馬服にマントを羽織って出てくると、ローズは既にバスケットを下げて待っていた。金髪をふんわり垂らし、いつもの黒いマントを着けている。その生き生きと輝く瞳があまりに魅力的で、見とれたくなる自分を内心叱責し、彼はローズを鞍の前に座らせると、自分もその後ろに跨った。
 彼女の髪の甘い香りが鼻をくすぐり、触れ合う身体のぬくもりに、否応なく昨夜の愛の営みが蘇る。下腹部が熱くなり、思わず彼女の顔をあげさせ、深くキスしていた。ローズも身体の力を抜き、甘えるようにもたれかかってくる。

「そんなに遠くまでは、行けないよ」
 ようやく顔をあげると、彼はかすれた声で言い、いそいで馬を走らせ始めた。



 冬の湖の岸辺は人影もなく、枯れ木の梢を風がさわさわと音を立てて吹き抜けていった。時間はお昼を少し過ぎたころだろうか。
 子爵はローズとともに馬から降りると、手綱を手近な木に結わえつけた。

「ここだよ」
 自分のマントでローズを包み込むようにしながら、木立の中で湖岸に立つ一本の大きな木を指差した。
「ここを昔、秘密の釣り場にしていたんだ。湖の魚を釣って帰って、こっそり頼んで料理してもらうだろう? 母に何食わぬ顔で出すわけさ。全部食べ終えてから、わたしが釣ってきたと言うんだ。その時の母の驚いた顔がおかしくてね」
「まあ。ジェイムズお坊ちゃまは、やっぱりいたずらっ子でしたのね」
 笑って答えるローズの声が、明るく響く。

 冬にしては珍しく暖かいよく晴れた午後だった。陽光の中、二人は湖畔に敷き物を敷くと、寄り添って座った。バスケットに詰めてきた昼食を広げ、たわいもないおしゃべりをしながら、幾度も抱き合い、甘やかなキスを繰り返す。
 楽しい時間はあっという間に過ぎていく。やがて日が傾きかけ、寒さが増してきたのが分かった。
 子爵が立ち上がると、まだ名残惜しそうにしているローズに笑顔を向けた。
「これからいくらでもこういう時間が持てるさ。夏になったらもう一度ここに来よう。今の数倍も美しいよ」
 彼女は答えなかった。かすかに肩を震わせている彼女を後ろから抱き寄せて、子爵はその顔をあげさせた。頬が涙に濡れているのを見て驚く。
「どうした?」
「何でもありません。あんまり幸せで」
 ローズは涙をぬぐって微笑もうとした。だが口からは鳴咽が漏れるだけだった。子爵ははっとして厳しい表情になり、彼女を抱き寄せる手に力がこもった。
「もしや、何か馬鹿なことを考えているんじゃないだろうね。君は明日、わたしと一緒にサーフォーク邸に帰るんだよ」
「いいえ、無理ですわ。もうここでお別れしなければ」
「君は自分が何を言っているか、わかっているのか?」
 子爵は驚きのあまり、ローズの肩を掴んで揺さぶった。
「今更どうしてそんなことが言える? 昨夜のことを忘れたのか?」
「………」 ローズは俯いたまま、無言で首を振る。
「だったら、そんな馬鹿なことは言わせない。君はもう、わたしの妻じゃないか!」
「とんでもないわ!」
 血相を変えて否定するローズを睨んで、彼は決意のこもった強い口調で言った。
「結婚式はメイフィールドの教会で挙げる。帰ったらすぐに告示を出すよ」

 彼女は固い表情で無言のままだった。苛立ちを抑えて、子爵は馬を走らせ始めた。
 夕闇が足早に帳を下ろすころ、二人は行きとは打って変わって重苦しく押し黙ったまま、ヴィラに帰ってきた。


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patipati
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12/04/14